大友克洋監督作品 スチームボーイ
大友克洋監督作品 スチームボーイ
最新情報 作品情報 ダウンロード リンク ビデオ&DVD PS2ゲーム プロダクション ミニゲーム
SUB MENU
ヒストリー インタビュー
インタビュー

エフェクト作画監督:橋本敬史 [←フローチャートへ戻る] | [←前へ] | [次へ→]
エフェクト作画監督・橋本敬史
エフェクト作画監督・橋本敬史
――橋本さんの仕事内容をお教えください。
仕事のやり方としては基本的に(総作画監督の)外丸さんと同じですが、僕はエフェクト全般の作画監督です。今回、量がとても膨大なので、キャラクターとそれ以外を分業するということになり、僕はキャラクター以外――メカニックな部分、蒸気などすべて担当しました。主だったところは蒸気、煙、爆発ですが。

――橋本さんもロケハンに参加したのですか? そのあたりの経緯をお聞きしたいのですが。
ロケハンの話とスタッフに参加しないかという話は、ほぼ同時に来ました。96年の3月くらいです。その時、「4月のロケハンまでに決めてください」と言われて、「ロケハンに行くだけ行ってから決めるのもありだなあ(笑)」なんて思っていたんですけど。その後、大友さんやプロデューサーにお話を聞いて、面白そうだなと思いましてね。実は『AKIRA』で原画を担当している人が身近にいたんですが、当時は、自分の技術レベルが『AKIRA』に参加できるほどではなくて、すごく悔しい思いをしました。また、『MEMORIES』の「最臭兵器」と「彼女の想いで」に参加しているんですが、最後の助っ人としてしか参加出来なかったので、今度こそは最初から関わって大きな作品をやりとげたいと思っていました。大友さんの作品も昔から好きでしたし。パイロット版のときは、スケジュールの都合で一度お断りしたんですが、外丸さんと同じスタジオにいたこともあって、本編のスタート時から参加させてもらうことになりました。

――イギリスのロケハンは何人くらいで行ったのですか?
6人くらいですかね。現地のコーディネーターを含めて8人で、全部で10日間だったと思います。いろいろな工場や廃墟を、バスに乗って回りました。でも、作品のコンセプトをまだ理解していなくて、自分で撮った写真はいまいちポイントがずれている感じで、あまり参考にならなかったですね。もう少し勉強してから行くべきだったかなと思っています。その点、大友さんの撮った写真は的確で、目の付けどころが違うんですよね。

――大友さんの人となりを教えてください。
結構気さくないい方ですよ。あと、最初の頃、どれくらいの技量を持っているか試されましたね。コンテの画からデザインを起こす時も「好きにやっていいよ」と言うんですが、好きにやると、当然、大友テイストにしっかり直されるので、日々勉強という感じでした。

――慣れるまでは大変そうですね。
いわゆる「大友テイスト」というものにまだ慣れていませんでしたし、そばで仕事をしている大友さんに常に緊張していましたから。
[←フローチャートへ戻る] | [←前へ] | [次へ→]
トップ最新情報作品紹介ダウンロードリンクビデオ&DVDプロダクションミニゲーム
(C) KATSUHIRO OTOMO, MASH ROOM/STEAMBOY COMMITTEE
東宝ホームページ