大友克洋監督作品 スチームボーイ
大友克洋監督作品 スチームボーイ
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――今回、一番苦労したところはどこでしょうか?
蒸気を描いている橋本氏の作業風景
大友さんのやろうとしていることをコンテから読み込む……というところでしょうか。大友さんの描き込みは、非常に情報量が多く、その中に演出のポイントというものがあるんですが、大友さん自身は「ここはこういう意図でこうなっているから、このように見せてほしい」ということを細かく説明してくれないんですよ。外丸さんはしっかり分かっていたようなので、時々、キャラの絡む部分など、聞きながら作業しました。

――煙や蒸気は大変そうですよね。
煙や爆発は今までのアニメの手法に少しデジタルの処理を加えただけで、力技で乗り切ってますが、水蒸気=スチームはまったく新しい手法で描いてます。ガスの透過率の違いを等高線のように作画し、それをもとに中にCG素材を入れるという複雑な処理をしました。

――好きなアーティストやクリエーターは?
もちろん大友さんです。あとは、映画監督だとスタンリー・キューブリックですね。カチッと計算された絵画のようなレイアウトが好きですね。アニメを作るうえでの勉強にもなるし。どれか1本選べといわれたら非常に難しいですが、『2001年宇宙の旅』か『シャイニング』か……。

――『スチームボーイ』のここを見てほしいというところをお願いします。
やはり蒸気全般なんですけど、コーヒーの湯気など、日常にあるちょっとしたところにも重点を置きましたので、そちらも観てほしいですね。そのあたりのリアリズムというのは、日常的に目に触れているものなので、そこでごかますと映画が台無しになってしまうんです。だから、すごく気をつけましたね。

――ありがとうございました。
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(C) KATSUHIRO OTOMO, MASH ROOM/STEAMBOY COMMITTEE
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