大友克洋監督作品 スチームボーイ
大友克洋監督作品 スチームボーイ
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色彩設計の作業風景
――苦労した点は?
仕上げのソフトがどんどん変わっていったので、それを覚えていくのが大変でした。最初のパイロットフィルムのときは「レタス」というソフトで塗っていて、次は「USアニメーション」というアメリカのソフトを使い、次は「トゥーンズ」というイタリアのソフトを使い、最後は「アニモ」というイギリスのソフトを使ってました。ソフトが変わるたびに、一から使い方を覚えて、色見本(パレット)を作って……という具合に。最終的にはプロダクションI.Gなど「アニモ」が使えるところで塗りも手伝っていただいてましたが、今、日本のアニメーション業界では「レタス」が主流で、アニモを使っている『スチームボーイ』はなかなか外注仕上げができないんです。

――その「レタス」をあえて使わない理由は?
パイロット版の頃に使用していたマシンと「レタス」では、劇場向けのクオリティが保てなかったんです。

――『スチームボーイ』が他のアニメと違うところは?
とにかく描き込みがすごいんです。蒸気も何層にも重なっていて、見えないところまで描いてます。私としては、キャラの色を決めても、キャラの上に蒸気を描いたレイヤーが何枚も重なってしまうと、色が変わってしまったりして大変でした。

――デジタルに代わって大変だったのは?
セルアニメの頃だったら、100枚塗り直すとなると、本当に100枚塗らなくてはなりませんでした。当然、時間やコストの関係で妥協することもありましたが、デジタルに変わったことによって、瞬時に100枚の絵を塗り変えることも可能になって、仕事が増えましたね。「これはこれでとっておいて、別のバージョンでもやってみて」とか。おかげで、より完璧にできるようにはなりましたが、「どこで止めるのか?」ということが、悩むところですね。

――完成まで長い道のりでしたが、いかがでしたか?
これだけ時間をかけてやることができたのはすごいと思います。このクオリティで最後まで作らせてくれたのは、とてもありがたいと思いますが、実は最初のほうのパートとか、直したいところもいくつもあって(笑)。それは各パートの方も一緒だと思います。

――最後に『スチームボーイ』の見どころを教えてください。
最後に向かっての盛り上がり方がすごいと思うんですよ。起承転結の「結」のあたりが非常に面白いです。見ていない人には詳しく言えないんですけど(笑)。想像していた以上に面白くなっていると思います。キャラクターの色がどうとか印象に残られると、私としては失敗なので、物語に溶け込んでいてくれればいいなと思います。

――ありがとうございました。
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(C) KATSUHIRO OTOMO, MASH ROOM/STEAMBOY COMMITTEE
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