大友克洋監督作品 スチームボーイ
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総作画監督・外丸達也
総作画監督・外丸達也
――外丸さんの仕事内容を教えていただけますか?
原画マンによって描かれた原画を、作品のイメージに統一するために修正を行ったり、できあがったキャラクターの作画をチェックしたり、違う表現にするにはどうしたらいいかを教えたりすることですね。

――具体的にはどのような仕事をしているんですか?
各作画監督の人がやったものに対しては、顔を直すくらいですが、一番のポイントは目です。あとは輪郭、シルエット。基本的に決まりはないですし、描く人それぞれで、特徴や表情のつけ方というのがあるんですが、そのあたりはやはり統一しないといけないですからね。同じキャラクターがいろんな笑い方をしていては困りますので。あとは大友さんからの指示があって、シワのつけ方とか、服をもっとダボっとさせてくれとか、もうちょっと締めてくれとか、そのようなことです。

――今の仕事に就いた経緯は?
『MEMORIES』のときに原画を担当しました。それが自分としてはあまり納得できないまま終わってしまったところに、スタジオ4℃から、大友さんがやるビデオシリーズで作画監督とキャラクターデザインを担当しないかと声をかけられました。以前から大友さんのファンだったので、いきなり作画監督はキツイなと思いましたが、アニメーションの演出チーフは森本晃司さんがやるという話でしたし、修行のつもりで引き受けました。それが『スチームボーイ』です。結局、作品の方向性が変わってきて、森本さんは抜けることになり、パイロット版の仕事が終わったら僕のところにも何も連絡がなくなりました。それで、お役御免かと思っていたところ、96年3月頃に「4月にロンドンにロケハンに行くから」という連絡があり、ちゃんと動いていたのかと驚いたものです。

――ロケハンでは、やはり人の顔や体格、服装などを観察したのでしょうか?
一応、気にしてはいましたが、きっちり写真を撮ったりはできませんでしたね。何かほかのものに目がいってしまうんですよ。いろいろと物珍しくて。

――大友さんの人となりはいかがですか?
初めのうちはよく飲みに誘ってもらいましたね(笑)。ああいう場所でのバカ話が好きみたいです。そういう中からネタが出てくるとも言っていましたし。あとは、シャイな人だなという印象ですね。自分のやりたいことを、人前ではあまり雄弁に語らないんです。ただ、飲みに行って大友さんの好きなものを聞いたりしていると、後になって「こういうことだったのか」と分かったりするんですよ。だから、飲みに行くのが結構大事だったかもしれません。
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(C) KATSUHIRO OTOMO, MASH ROOM/STEAMBOY COMMITTEE
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